ケース①


・千葉花子さん(72)は3年前ご主人を亡くされ、愛犬コタロウと暮らしておられます。日々のコタロウ(7)の散歩と近所のお散歩仲間との会話が唯一の楽しみです。 

               

・花子さんは最近、ご自身の体調が優れません。万が一自分が倒れてしまったらと、コタロウの事を考えると不安です。    

            

・県外に一人娘の香さん(46)がおられますが、ご主人の仕事で転勤家族であり、コタロウを任せる事はできません。


ケース①解決策


コタロウの世話ができなくなったときに備えて花子さんは「ペット信託」を選択しました。


お散歩仲間の千葉健作(65)さんの了解を得られたので、健作さんに1番目に実際にお世話をする人(第1飼い主)になってもらいました。

更に、老犬ホームに2番目に実際にお世話をする人(第2飼い主)になってもらいました。


こうして香さんを「約束した人(受託者)」、健作さんを「第1飼い主」(実際にお世話をする人)、老犬ホームを「第2飼い主」(実際にお世話をする人)、動物法務士を信託監督人としたペット信託契約書を作成しました。  


また、花子さんの一人暮らしをサポートするために、任意後見契約も同時に作成しました。


突然花子さんが倒れたり、認知症になった場合でも、花子さんとコタロウの生活を守る仕組みができあがりました。


※ペット信託契約において、コタロウくんのお世話をする人を第1、第2としたのは、健作さんにお願いすることが理想だと花子さんが判断したのですが、健作さんもやや高齢のため、念のために第2のお世話をする人を決めておきました。


※法的にはペット信託の受益者が必要です。当初受益者は花子さんです。花子さんが亡くなられた後は、香さんと孫の梨花さんが第2受益者です。登場人物を簡素にするため、本文では梨花さんが登場していません。

 


ペット信託作りの例

ケース②